最近転職を機に引っ越しをしたのですが, それと同時に心機一転メイン PC を Windows10 から Windows11 にアップデートしました. そこで開発環境の再構築を行ったのでその方法を共有したいと思います.
WSL2 の導入(Windows11)
WSL2 のインストール
Linux 環境での開発ができるように WSL2 のインストールを行います. Windows PowerShell を管理者権限で起動し, 以下のコマンドを実行します.
wsl --intall
再起動を求められるので PC の再起動を行います. 再起動後 PowerShell が起動するので, ユーザネームとパスワードを設定します.
WSL のバージョンを確認する
PowerShell で以下のコマンドを入力し, Ubuntu のバージョンが 2.0 以上であることを確認します.
wsl --list --verbose
NAME STATE VERSION
* Ubuntu-20.04 Running 2
Windows Terminal の導入
Windows Terminal のインストール
Windows 標準の CLI は扱いにくいので, Windows Terminal をインストールします. Microsoft Store から Windows Terminal を検索し, インストールします.
Windows Terminal の設定
設定は個人の好みですが, 私は Windows Terminal の既定のプロファイルを Ubuntu に変更しています. これにより, Windows Terminal を起動した際に Ubuntu が起動するようになります. また Windows11 の既定のターミナルアプリケーションを Windows Terminal に変更しています.
VSCode の導入
VSCode のインストール
エディタも個人の好みですので Vim での Emacs でもメモ帳でも良いですが, 普通に VSCode が良いでしょう. Microsoft Store から VSCode を検索し, インストールします. 学生であれば JetBrains 製の IDE がアカデミックライセンスで無料で利用できるので, そちらを利用するのも良いでしょう.
拡張機能のインストール
以下に私が必須だと思うプラグインを以下に載せておきます.
- WSL
- ESLint
- Prettier
- GitLens
- GitGraph
- GitHubCopilot
普段から Git リポジトリでプロジェクトを管理しておくとチーム開発の際にスムーズに実務に移行できるので, プログラミング初心者の方は慣れておくと良いかもしれません.
node 環境の構築
Volta のインストール
昔の node 環境の構築は nvm を利用していましたが, 最近は Volta を利用することが多いです. Volta は node のバージョン管理ツールで, nvm と比べて高速であるという特徴があります. また, npm のバージョン管理も行うことができます. 非常に簡単に node 環境を構築することができるのでオススメです.
curl https://get.volta.sh | bash
ターミナルを再起動した後, 以下のコマンドを実行して node のインストールを行います. 特定のバージョンをインストールしたい場合はここでバージョンを指定してください.
volta install node
volta --version
node のバージョンを確認する
以下のコマンドを実行し, node のバージョンがインストールしたバージョンと一致していることを確認します.
node -v
まとめ
以上で環境構築は完了です. 今回は Windows11 での環境構築を行いましたが, Windows10 でも WSL の導入以降は同様の手順で環境構築を行うことができます. Docker の導入も行うとより開発環境構築が楽になりますので, 興味がある方は是非試してみてください.